妄想代理人
[公式⁆ 妄想代理人
2004年2~5月に放映されたアニメ。
監督は今敏。
…今調べて知りましたが、パプリカと同じ監督でした。
以前からタイトルだけは知っていたアニメで気になっていた作品。
[概要]
”疲れた現代社会を癒す人気マスコットキャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は心の闇を持っていた。そして、月子に感化された人々が次々に通り魔「少年バット」に襲われ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出て、多くの目撃者がいるにもかかわらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。
少年バット事件を担当する刑事の猪狩慶一と馬庭光弘は、捜査を進める中で、被害者の持つ『不思議な共通項』に辿り着く。” …wikipediaより
まずタイトルから狂気を孕んだ作品であり、絶対に見ておかねばいけない作品と思っていました。
[主題歌]
全然詳しくないのですが、聴いただけ平沢進なのかなぁと感じました。普通の曲ではないです。平沢進の曲の世界観だけでも凄いです。
[感想]
少年バットという通り魔が次々と人を襲っていく。しかし被害者の多くは事件後に穏やかな表情を浮かべていることに気づく。詳しく調べていくと、いずれも追い詰められた人間であることが判明していく。次第に人の噂とともに少年バットの犯行が増加し、救いを求める人間さえ出てくる。少年バットととは何者なのか。
まず、理解しがたい作品。とても難しいが、難しく考えてはいけないのかもしれない。
SF作品でありチート的な人物なのか、それとも追い詰められた人間の妄想、虚言であるのか。いろいろ考えていくうちに全然わからなくなる。途中から、いや序盤から結構意味不明な作品だとも感じた。終わってからもしばらくよく分からなかった。今も理解できているのか不安ではある。
他人の考察サイトも見たうえで、少しは消化されたが、それくらい難解な作品。
見てよかったとは思う。
他人に薦められるかどうかは、時間があれば見てほしい程度。
難解だ。
人間は追い詰められてしまうことがあるが、
逃げることは一時の解決にしかならない。
それでも、その一時の救いを求めてしまう。
そんな一言で済む作品ではないけど、
そんな現代社会の闇的な感じかな。
現代社会、現代じゃない社会を知らないけど。
以上